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GENESIS Dev Env Beta を試してみる2

GENESIS Dev Env Beta を試してみる1”の続き。

クラウドで完結するビジョンAIのエッジデバイス評価プラットフォームのフィックスターズさんの GENESIS Dev Env Beta を試してみようということで、前回は、Crosswalk Object Detection プロジェクトを作成し、レポート作成を行い、コンパイル途中で終了した。今回はその続きをやってみよう。

コンパイルが終了したが、実行時間なのどのパラメータは表示されていない。(この時は分からなかったが、たぶんブラウザでリロードすれば表示されたのだと思う)
GENESIS_DevEnv_16_201223.jpg

パターン比較をしてみよう。
Pattern4 の Jetson Nano と Pattern9 の Ultra96 にチェックを入れて、”パターンを比較”ボタンをクリックした。
すると、最適化パターン 4 と最適化パターン 9 の比較結果が表示された。
GENESIS_DevEnv_17_201223.jpg

Ultra96 はソフトウェアでは遅いプロセッサということになり、Object Detection/detection の実行時間が Jetson Nano と比べると、とっても長い。やはりハードウェアのアクセラレーションが必要だ。

レポートに戻ると、今度は各データが表示されていた。
GENESIS_DevEnv_18_201223.jpg
GENESIS_DevEnv_19_201223.jpg
GENESIS_DevEnv_20_201223.jpg
GENESIS_DevEnv_21_201223.jpg

「実行時間」タブをクリックした時の表示内容を示す。
GENESIS_DevEnv_22_201223.jpg

Ultra96 がダントツに長い。これは完全ソフトウェアで、FPGA によるアクセラレーションができていないからだ。FPGA によるアクセラレーション機能は来年の 1 月から順次追加されるということだ。

次に、「消費電力」タブをクリックした時の表示内容を示す。
GENESIS_DevEnv_23_201223.jpg

消費電力では、Ultra96 が一番低い。

「スループット」タブをクリックした時の表示内容を示す。
GENESIS_DevEnv_24_201223.jpg

Coral Dev Board がダントツにスループットが大きい。さすが Google 。

「コストパフォマンス」タブをクリックした時の表示内容を示す。
GENESIS_DevEnv_25_201223.jpg

やはり、Coral Dev Board がダントツだ。
  1. 2020年12月24日 04:41 |
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GENESIS Dev Env Beta を試してみる1

クラウドで完結するビジョンAIのエッジデバイス評価プラットフォームのフィックスターズさんの GENESIS Dev Env Beta を試してみよう。

BETA 版の内は、すべての機能を無償で試せるそうだ。
なお、 GENESIS DevEnv Documents を見ながら進めていく。

まずは、GENESIS Dev Env Beta のページから ”BETA 版を使ってみる”をクリックして登録した。

ログインを行った。

Project が表示された。
GENESIS_DevEnv_1_201222.png

新規プロジェクト・ボタンをクリックした。
プロジェクト・テンプレート画面が表示された。
GENESIS_DevEnv_2_201222.jpg

Crosswalk Object Detection を選択した。
Crosswalk Object Detection をクリックする。すると、テンプレート紹介画面が表示された。
GENESIS_DevEnv_3_201222.jpg

Crosswalk Object Detection プロジェクトが作成された。
右にプロジェクトの構成が表示されている。
左は、部品(ビルディングブロック)で右にドラック&ドロップできるのだろう?
GENESIS_DevEnv_4_201222.jpg

ビルディングブロックをクリックすると、右にプロパティが表示される。
2番めの BayerDownscaleUInt16 ビルディングブロックをクリックしたところだ。
GENESIS_DevEnv_5_201222.jpg

プレビューからプレビュー作成ボタンを選択した。
GENESIS_DevEnv_6_201222.jpg

すると、プレビューボタンに小さい緑色の丸が表示され、各ブロックをクリックするとプレビューが表示されるようになった。
GENESIS_DevEnv_8_201223.jpg

Object Detection ブロックをクリックすると、物体認識されてバウンディング・ボックスも表示されていた。
GENESIS_DevEnv_9_201223.jpg

プレビューボタンをクリックすると、こんな感じに表示された。
GENESIS_DevEnv_10_201223.jpg

レポート作成ボタンをクリックした。
GENESIS_DevEnv_11_201223.jpg

レポートの設定、画面が表示された。
Avnet Ultra96 もある。(それで GENESIS Dev Env をやってみる気になったのだった。。。)
実行ボタンをクリックした。
GENESIS_DevEnv_12_201223.jpg

Untitled Report が生成されて、選択したデバイス毎に最適化コンパイルして、アプリケーションを実デバイスで実行して、ベンチマークするようだ。現在進行中となっている。
GENESIS_DevEnv_13_201223.jpg
GENESIS_DevEnv_14_201223.jpg
GENESIS_DevEnv_15_201223.jpg
  1. 2020年12月23日 04:32 |
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