@ikwzmさんの作ってくれた”
FPGA+SoC+Linux+Device Tree Overlay+FPGA Region(SDSoC対応編)”をやってみることにした。
SDSoC は、プロジェクトをビルドしてSD カードに書いて、基板を起動しても RAM イメージのLinux が立ち上がってアプリケーションソフトを起動して機能を実現する方式だ。しかしそれに不満があった。SDSoC は、Root File System も指定できるようだが、それでも SDSoC 用に1つMicro SD カードを用意することには代わり無い。
私の希望は、今まで使っている育て上げてきたLinux 上で SDSoC から出力された実行ファイルが実行できるということだ。それを @ikwzmさんが”
FPGA+SoC+Linux+Device Tree Overlay+FPGA Region(SDSoC対応編)”で実現してくれたので、使ってみない手は無い。。。
しかも、FPGA+SoC+Linux+Device Tree Overlay+FPGA Region を使用すれば、Linux をリブートすること無しに、FPGA のコンフィギュレーション、デバイス・ツリーのロード、PS のクロック設定ができてしまう。つまり、Linux のリブート無しに SDSoC の実行ファイルを実行できるのだ。これは使わない手は無い。。。 @ikwzm さん、ありがとうございました。
さて早速、やってみよう。
本当は、@ikwzm さんの”
FPGA+SoC+Linux+Device Tree Overlay+FPGA Region(ブートイメージの提供)”の通りに Debian の Micro SD カードを作る必要があるのだが、”
FPGA+SoC+Linux実践勉強会での課題をやってみた1(Vivado HLS編)”からのブログにあるように、2017年の12月にその Micro SD カードを作成してあるので、それを使うことにした。
”
FPGA+SoC+Linux+Device Tree Overlay+FPGA Region(SDSoC対応編)”の
https://github.com/ikwzm/xlnk-kernel-module の @ikwzm が用意してくれたパッケージを使用することにした。
git clone git://github.com/ikwzm/xlnk-kernel-module
cd xlnk-kernel-module
git checkout 4.14.21-armv7-fpga
makemake をしたがエラーになってしまった。 /lib/modules/4.14.21-armv7-fpga/build が無いとの事だった。
/lib/modules/ ディレクトリにあるのは、4.14.14-armv7-fpga だった。
これはまずい。Makefile を 4.12.14-armv7-fpga に書き換えてみたのだが、ダメなので、もう一度、一から”
FPGA+SoC+Linux+Device Tree Overlay+FPGA Region(ブートイメージの提供)”の通りに Micro SD カードを作りなおした。
ただし、ヘッダファイルもインストールした。
sudo dpkg -i linux-headers-4.14.21-armv7-fpga_4.14.21-armv7-fpga-2_armhf.debこれで、Micro SD カードの Debian はまっさらになったので、 apt update から設定を行った。
sudo apt update
sudo apt upgradeそして、ファイル・マネージャーの nautilus をインストール。
sudo apt install nautilusでも、ディスプレイが設定されていないということで起動できなかった。
そこで、ikwzm さんに教えて頂いた xbase-clients と xterm をインストールした。
sudo apt-get install xbase-clients xtermこれで、”
ZYBO-Z7-20のDebian上のXクライアントをパソコンのUbuntu上に表示する”の様に nautilus のウインドウを表示することができた。でもまだ文字がトーフ状態だった。(なお、リブートする必要があった)
検索してみるとロケールを日本語にしているのに、日本語フォントが入っていないのが問題ということだった。
対処方法として、梅フォントをインストールした。
sudo apt-get install fonts-vlgothic
sudo apt-get install fonts-horai-umefont
sudo apt-get install fonts-umeplusこれで、ZYBO-Z7-20 に日本語フォントが入った。
nautilus &で起動するときちんと日本語が見えた。
これで設定はOK だろう。
さて、さっきの続きだ。
git clone git://github.com/ikwzm/xlnk-kernel-module
cd xlnk-kernel-module
git checkout 4.14.21-armv7-fpga
makemake は成功した。良かった。。。
sudo make installこれも成功した。
(2018/04/03 :追記)sudo make install の後の
sudo depmod
sudo systemctl start xilinx-apf-driver.service
sudo systemctl enable xilinx-apf-driver.service
を忘れてしまって、うまくインストールできていなかったようだ。
- 2018年04月02日 05:32 |
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