FC2カウンター FPGAの部屋 2022年09月20日
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kv260_median_platform のメディアン・フィルタを KV260 の Petalinux から動作させる8

kv260_median_platform のメディアン・フィルタを KV260 の Petalinux から動作させる7”の続き。

2021.1 バージョンのツールで、メディアン・フィルタ入りのハードウエア・プラットフォームを作成し、Petalinux でソフトウェア・プラットフォームを作成して、Vitis アクセラレーション・プラットフォームの kv260_median_platform を作成した。プラットフォームのメディアン・フィルタを使おうと /dev/mem を使用して、メディアン・フィルタを使用したが、RGB のはずが RBG で色がおかしくなっていた。今回は、2022.1 バージョンのツールを使用して、Vitis アクセラレーション・プラットフォームを作成して行こうと思うが、色を RBG に修正して、また、multi_axi4ls IP を追加して、ハードウエア・プラットフォームを作成していこう。

/media/masaaki/Ubuntu_Disk/KRIA_KV260/2021.1/kv260_median_platform/kv260_median_platform ディレクトリを/media/masaaki/Ubuntu_Disk/KRIA_KV260/2022.1/kv260_median_platform/kv260_median_platform にコピーした。

Vivado 2022.1 を起動して、/media/masaaki/Ubuntu_Disk/KRIA_KV260/2022.1/kv260_median_platform/kv260_median_platform/kv260_median_platform.xpr を読み込ませた。
2022.1 への変換プロセスが走って、ダイアログが表示された。
変換プロセスが走って、2022.1 に変換してくれたが、問題が生じた。
AXI SmartConnet がアップグレードできないと言ってきたので、一度消去してから、再度 Add IP したところ、問題が解決した。

なお、Vivado 2021.1 での、ハードウエア・プラットフォームの作成方法は、
メディアン・フィルタを含んだ Vitis アクセラレーション・プラットフォームを作成する1(Vivado で kv260_median_platform プロジェクトを作成1)
メディアン・フィルタを含んだ Vitis アクセラレーション・プラットフォームを作成する2(Vivado で kv260_median_platform プロジェクトを作成2)
メディアン・フィルタを含んだ Vitis アクセラレーション・プラットフォームを作成する3(Vivado で kv260_median_platform プロジェクトを作成3)
だった。

Project device を変更したので、示す。
Vivado の Tools メニューから Settings... を選択する。
Settings ダイアログが表示された。
Project device の ... ボタンをクリックする。
Select Device ダイアログが表示された。
Kria KV260 Vision AI Starter Kit を選択して、Connections をクリックする。
KV260_custom_platform_7_220920.png

Manage Board Connection ダイアログが表示された。
Connector 1 on kv260 の右脇の下向き三角をクリックして、Vision AI Starter Kit carrier card を選択する。
KV260_custom_platform_8_220920.png

Project device が設定され、Kria KV260 Vision AI Starter Kit に設定された。
KV260_custom_platform_9_220920.png

kv260_median_platform ディレクトリに multi_axi4ls ディレクトリを新規作成した。
multi_axi4ls ディレクトリに”Vitis HLS 2022.1 で multi_axi4ls IP を作成する”で作成した IP をコピー&ペーストした。
具体的には、multi_axi4ls/solution1/impl/export.zip を展開して、multi_axi4ls ディレクトリにコピーした。
KV260_custom_platform_12_220920.png

IP Catalog に、multi_axi4ls IP を追加した。
KV260_custom_platform_13_220920.png

ブロック・デザインに multi_axi4ls IP と AXI4-Stream Subset Converter を追加して配線した。
KV260_custom_platform_10_220920.png

AXI4-Stream Subset Converter の設定を示す。
tdata[23:0] を tdata[23:16],tdata[7:0],tdata[15:8] に変更した。つまり、RGB を RBG に変更した。
KV260_custom_platform_11_220920.png

Address Editor 画面を示す。
KV260_custom_platform_14_220920.png

ブロック・デザインが完成したら、Flow Navigator から Generate Block Design を選択すると、Generate Output Products ダイアログを表示された。
Synthesis Options のラジオボタンを Global に変更した。
Generate ボタンをクリックした。
KV260_custom_platform_15_220920.png

Flow Navigator から Generate Bitstream をクリックして、論理合成、インプリメンテーション、ビットストリームの生成を行って、成功した。
Project Summary を示す。
KV260_custom_platform_16_220920.png
  1. 2022年09月20日 04:38 |
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