”
kv260_median_platform のメディアン・フィルタを KV260 の Petalinux から動作させる7”の続き。
2021.1 バージョンのツールで、メディアン・フィルタ入りのハードウエア・プラットフォームを作成し、Petalinux でソフトウェア・プラットフォームを作成して、Vitis アクセラレーション・プラットフォームの kv260_median_platform を作成した。プラットフォームのメディアン・フィルタを使おうと /dev/mem を使用して、メディアン・フィルタを使用したが、RGB のはずが RBG で色がおかしくなっていた。今回は、2022.1 バージョンのツールを使用して、Vitis アクセラレーション・プラットフォームを作成して行こうと思うが、色を RBG に修正して、また、multi_axi4ls IP を追加して、ハードウエア・プラットフォームを作成していこう。
/media/masaaki/Ubuntu_Disk/KRIA_KV260/2021.1/kv260_median_platform/kv260_median_platform ディレクトリを/media/masaaki/Ubuntu_Disk/KRIA_KV260/2022.1/kv260_median_platform/kv260_median_platform にコピーした。
Vivado 2022.1 を起動して、/media/masaaki/Ubuntu_Disk/KRIA_KV260/2022.1/kv260_median_platform/kv260_median_platform/kv260_median_platform.xpr を読み込ませた。
2022.1 への変換プロセスが走って、ダイアログが表示された。
変換プロセスが走って、2022.1 に変換してくれたが、問題が生じた。
AXI SmartConnet がアップグレードできないと言ってきたので、一度消去してから、再度 Add IP したところ、問題が解決した。
なお、Vivado 2021.1 での、ハードウエア・プラットフォームの作成方法は、
”
メディアン・フィルタを含んだ Vitis アクセラレーション・プラットフォームを作成する1(Vivado で kv260_median_platform プロジェクトを作成1)”
”
メディアン・フィルタを含んだ Vitis アクセラレーション・プラットフォームを作成する2(Vivado で kv260_median_platform プロジェクトを作成2)”
”
メディアン・フィルタを含んだ Vitis アクセラレーション・プラットフォームを作成する3(Vivado で kv260_median_platform プロジェクトを作成3)”
だった。
Project device を変更したので、示す。
Vivado の Tools メニューから Settings... を選択する。
Settings ダイアログが表示された。
Project device の ... ボタンをクリックする。
Select Device ダイアログが表示された。
Kria KV260 Vision AI Starter Kit を選択して、Connections をクリックする。

Manage Board Connection ダイアログが表示された。
Connector 1 on kv260 の右脇の下向き三角をクリックして、Vision AI Starter Kit carrier card を選択する。

Project device が設定され、Kria KV260 Vision AI Starter Kit に設定された。

kv260_median_platform ディレクトリに multi_axi4ls ディレクトリを新規作成した。
multi_axi4ls ディレクトリに”
Vitis HLS 2022.1 で multi_axi4ls IP を作成する”で作成した IP をコピー&ペーストした。
具体的には、multi_axi4ls/solution1/impl/export.zip を展開して、multi_axi4ls ディレクトリにコピーした。

IP Catalog に、multi_axi4ls IP を追加した。

ブロック・デザインに multi_axi4ls IP と AXI4-Stream Subset Converter を追加して配線した。

AXI4-Stream Subset Converter の設定を示す。
tdata[23:0] を tdata[23:16],tdata[7:0],tdata[15:8] に変更した。つまり、RGB を RBG に変更した。

Address Editor 画面を示す。

ブロック・デザインが完成したら、Flow Navigator から Generate Block Design を選択すると、Generate Output Products ダイアログを表示された。
Synthesis Options のラジオボタンを Global に変更した。
Generate ボタンをクリックした。

Flow Navigator から Generate Bitstream をクリックして、論理合成、インプリメンテーション、ビットストリームの生成を行って、成功した。
Project Summary を示す。
- 2022年09月20日 04:38 |
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