KR260 の kr260_custom アクセラレーション・プラットホームにいろいろな IP を追加してみようということで、今回は、の multi_axi4ls と DMA_pow2、そして、Xilinx 社の IP の axi timer、axi dma を Vivado 2022.1 の kr260_custom プロジェクトに追加する。
”
”RPi+PMOD Connector GPIO with Custom PL Design in Kria KR260”をやってみる1”を参照してやっていく。
”
Vitis HLS 2022.1 で KR260 用の multi_axi4ls IP を作成する”の multi_axi4ls IP を追加する。
kr260_custom プロジェクトのディレクトリに multi_axi4ls ディレクトリを新規作成した。
KR260/multi_axi4ls/solution1/impl/export.zip を展開して、multi_axi4ls ディレクトリにファイルをコピーした。

”
DMA_pow2 を Kria-PYNQ の jupyter Notebook で動作させる1(DMA pow2 IP を Vitis HLS で作成する)”の DMA_pow2 IP を追加する。
kr260_custom プロジェクトのディレクトリに DMA_pow2 ディレクトリを新規作成した。
KIRA_KV260/DMA_pow2/solution1/impl/export.zip を展開して、multi_axi4ls ディレクトリにファイルをコピーした。
なお、この IP は KV260 の IP だが、FPGA パーツが KR260 と同じ xck26-sfvc784-2LV-c なので、IP を共用できる。

multi_axi4ls IP と DMA_pow2 IP を追加するために Vivado 2022.1 の Flow Navigator から IP Catalog をクリックし、IP Catalog を表示させた。
IP Catalog 内で右クリックし右クリックメニューから Add Repository... を選択して、multi_axi4ls IP と DMA_pow2 IP を IP Catalog に追加した。

kr260_bd ブロック・デザインの zynq_ultra_ps_e_0 をダブルクリックして、設定を変更する。
Page Navigator から PS-PL Configuration をクリックする。
PS-PL Interface -> Slave Interface -> AXI HPC0 FPD のチェックボックスをチェックした。

Platform Setup ウインドウで、M_AXI_HPM0_FPD のチェックボックスのチェックを外した。
M_AXI_HPM0_FPD はブロック・デザインで使用する。

multi_axi4ls IP と DMA_pow2 IP、それに Xilinx 社の IP から axi_timer と axi_dma IP を kr260_bd ブロック・デザインに追加して配線した。

axi_dma の設定を示す。
Enable Scatter Gather Engine のチェックを外した。

axi_timer の設定はデフォルトのままとした。
Address Editor 画面を示す。

論理合成、インプリメンテーション、ビットストリームの生成を行った。

Project Summary を示す。

KR260/kr260_custom_platform/kr260_custom/kr260_custom.runs/impl_1 ディレクトリに kr260_bd_wrapper.bin と kr260_bd_wrapper.bit が再生成された。

”
KR260 で Vitis アクセラレーション・プラットフォームを作成する3”に書いてあるようにハードウェアをエクスポートした。
File メニューから Export -> Export Platform... を選択する。
Export Hardware Platform ダイアログが開く。
Next > ボタンをクリックする。
Platform Type 画面では、
Hardware ラジオボタンをクリックしてあることを確認した。
Next > ボタンをクリックする。
Platform State 画面では
Pre-synthesis のラジオボタンがクリックされていることを確認し、
Include bitstream のチェックボックスをチェックする。
Platform Properties 画面では、Name に
kr260_custom_platform と入力されていることを確認した。
Next > ボタンをクリックする。
Output File 画面では、XSA file name に
kr260_custom と入力した。
Next > ボタンをクリックする。
kr260_custom.xsa ファイルが再生成された。
- 2023年03月02日 05:04 |
- KR260
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0