FC2カウンター FPGAの部屋 2023年09月20日
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ZUBoard 1CG の PYNQ v3.0.1 で自作の 4 個のフィルタを動作させる2

ZUBoard 1CG の PYNQ v3.0.1 で自作の 4 個のフィルタを動作させる1”の続き。

Vitis HLS 2023.1 で RGB の各色を n 倍する color_converter_RGB24 IP を作成する2”で作成した color_converter_RGB24 IP を”ZUBoard 1CG の PYNQ v3.0.1 で自作のガウシアン・フィルタ、メディアン・フィルタとソーベル・フィルタを動作させる4”の回路に追加してみようということで、前回は、最初に Vivado 2023.1 の i4filters プロジェクトを新規作成した。また、i3filters プロジェクトでエクスポートしたブロック・デザイン作成 tcl ファイルを元に i4filters ブロック・デザインを作成し、color_converter_RGB24 IP を挿入した。今回は、i4flilters ブロック・デザインのラッパーファイルを生成し、論理合成、インプリメンテーション、ビットストリームの生成を行って成功した。PYNQ で使用する hwh ファイルと、bit ファイルが生成された。

最初に i4flilters ブロック・デザインのラッパーファイルを生成する。
Vivado 2023.1 の Source ウインドウの i4fitlers_i ブロック・デザインを右クリックし、右クリックメニューから Create HDL Wrapper... を選択して、i4filters_wrapper.v を生成した。
i4filters_wrapper.v がトップのファイルとなる。
zub1cg_pynq_263_230919.png

Flow Navigator -> PROGRAM AND DEBUG -> Generate Bitstream をクリックして、論理合成、インプリメンテーション、ビットストリームの生成を行って、成功した。
Project Summary を示す。
zub1cg_pynq_264_230919.png

HDL/2023.1/zub1cg/i4filters/i4filters.gen/sources_1/bd/i4filters/hw_handoff/i4filters.hwh ファイルが生成された。
zub1cg_pynq_265_230919.png

HDL/2023.1/zub1cg/i4filters/i4filters.runs/impl_1/i4filters_wrapper.bit ファイルが生成された。
zub1cg_pynq_266_230919.png
  1. 2023年09月20日 04:39 |
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ZUBoard 1CG の PYNQ v3.0.1 で自作の 4 個のフィルタを動作させる1

Vitis HLS 2023.1 で RGB の各色を n 倍する color_converter_RGB24 IP を作成する2”で作成した color_converter_RGB24 IP を”ZUBoard 1CG の PYNQ v3.0.1 で自作のガウシアン・フィルタ、メディアン・フィルタとソーベル・フィルタを動作させる4”の回路に追加してみよう。

ZUBoard 1CG の PYNQ v3.0.1 で自作のガウシアン・フィルタ、メディアン・フィルタとソーベル・フィルタを動作させる4”の Vivado 2023.1 の i3filters ブロック・デザインをエクスポートする。

Vivado 2023.1 の i3filters プロジェクトを開いて、i3filters ブロック・デザインを表示し、File メニューの Export -> Export Block Design... を選択した。
Export Block Design ダイアログが表示された。
OK ボタンをクリックした。
zub1cg_pynq_249_230919.png

i3filters.tcl ファイルが出力された。
zub1cg_pynq_250_230919.png

新しく Vivado 2023.1 の i4filters プロジェクトを作成した。
Project Name 画面では、Project name に i4filters と入力した。
zub1cg_pynq_251_230919.png

Project Type 画面では、RTL Project を選択した。
zub1cg_pynq_252_230919.png

Default Part 画面では、Boards を選択し、Vender では avnet.com を選択して、ZUBoard 1CG Development Board を選択した。
zub1cg_pynq_253_230919.png

New Project Summary を示す。
zub1cg_pynq_254_230919.png

Vivado 2023.1 の i4filters プロジェクトが新規作成された。
zub1cg_pynq_255_230919.png

i3filters プロジェクトのディレクトリから、gaussian_axis_RGB24, median_axis_RGB24, sobel_axis_RGB24, i3filters.tcl を i4filters プロジェクトのディレクトリへコピーした。
zub1cg_pynq_256_230919.png

i3filters.tcl を編集して

set design_name i4filters

に変更した。
zub1cg_pynq_257_230919.png

i4filters プロジェクトのディレクトリに color_converter_RGB24 ディレクトリを新規作成し、”Vitis HLS 2023.1 で RGB の各色を n 倍する color_converter_RGB24 IP を作成する2”の soloution1/impl/export.zip を展開した。
zub1cg_pynq_258_230919.png

IP Catlog を表示し、右クリックし右クリックメニューから Add Repository... を選択して、gaussian_axis_RGB24, median_axis_RGB24, sobel_axis_RGB24, color_converter_RGB24 を追加した。
zub1cg_pynq_259_230919.png

Vivado の Tcl Console で次のコマンドを入力して、i4fliters ブロック・デザインを作成した。
cd /media/masaaki/Ubuntu_Disk/HDL/2023.1/zub1cg/i4filters/
source i3filters.tcl

zub1cg_pynq_260_230919.png

i4fliters ブロック・デザインに color_converter_RGB24 を追加して、回路を完成させた。
zub1cg_pynq_261_230919.png

Address Editor 画面を示す。
zub1cg_pynq_262_230919.png
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