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XUPV5-LX110T Development SystemでMIGを試す2

XUPV5-LX110T Development SystemでMIGを試す”で、Digilent社のVirtex-5 OpenSPARC Evaluation PlatformでMIGを試してみたが、あくまでも”XUPV5-LX110T Reference Designs ”のMIGデザインをそっくりそのまま、まねただけだった。

MIGのクロック入力の状態を記述する。

・ このMIGデザインは、SMAコネクタのクロック入力J10とJ11から200MHzの差動クロックを入力している。SMAコネクタから入力された差動クロックは、回路図の2ページ右上のH14(SMA_DIFF_CLKIN_P), H15(SMA_DIFF_CLKIN_N)に入力されている。
・ クロックが出力されるのはJ12とJ13で、これは、ICS843001-21から出力された差動クロックだ。回路図9ページ。
・ SW6が設定スイッチとして割り当てられている。SW6が01001010と設定されていると、N0-0, N1-1, N2-0, M0-0, M1-1, M2-0, SEL1-1, SEL0-0 となる。
・ SEL1, SEL0で入力を選択していて、この値の時はTEST_CLK入力となる。TEST_CLKには、25MHzの水晶発振器がつながっている。
・ ICS843001-21は上記の設定だと、25MHz入力、M分周比=24, N分周比=3となって、出力周波数は200MHzとなる。(TABLE 3A. COMMON CONFIGURATIONS TABLE 参照)


結論としては、SMAケーブルでsys_clkを供給しているので、ケーブルを接続している。しかし、ケーブルで接続するのは面倒だ。
fr_476_size580.jpg

SMAケーブルを外したいので、sys_clkとして使える差動200MHzクロックが出ているFPGAのピンを探した。
そうすると回路図の9ページのCLK_BUF_Q1_P, CLK_BUF_Q1_Nに差動200MHzクロックが出ていた。これは、回路図2ページの右上で、FPGAのK18, J19ピンに入力されている。よって下のようにUCFファイルを書き換えた。

NET "sys_clk_p" LOC = "K18" ; #Bank 3
NET "sys_clk_n" LOC = "J19" ; #Bank 3


これで、SMAケーブルを外しても、MIGのデモを行うことができた。
  1. 2011年05月06日 17:20 |
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