今回はSDKを使ってみよう。(使用したISE, EDKは13.1)
まずは、SDKには2つの実行環境がある。(下に引用します)
1.Standalone : 標準入出力とプロセッサのハードウェア機能へのアクセスなどの基本的な機能を提供するセミホスト型シングルスレッド環境
2.xilkernel : スケジーリング、スレッド、同期化、メッセージパッシング 、タイマなどのPOSIX型サービスを提供する単純な軽量カーネル
1つのSDKには複数のソフトウェア・プラットフォームを含めることができるそうだ。standaloneソフトウェア・プラットフォームとxilkernelソフトウェア・プラットフォームが混在できる。
さてそれでは、SDKを試してみることにする。
1.SP605_AXI_EDKフォルダの下に、SDK_Workspaceフォルダを作る。これが、SDKのワークスペースとなる。

2.SDKを起動する。Select a workspace で先ほど作成したSDK_Workspaceフォルダを指定する。

3.Xilinx SDKのWelcome画面が表示された。

4.File -> New -> Xilinx C Projectを選択する。

5.No Hardware Platforms in the Workspaceダイアログが表示される。Specifyボタンをクリックする。

6.New Hardware Project に以下のように入力した。前回でExport Hardware Design To SDK with Bitstreamしてエクスポートしたファイルを指定する。(system\SDK\SDK_Export\hwの下にある)Finishボタンをクリックする。

7.New Xilinx C Projectダイアログが開く。すでにデフォルトでプロジェクト名がhello_world_0と入っている。Select Project Template もHello Worldであることを確認して、Next>ボタンをクリックする。

8.Create a new Board Support Package projectのラジオボタンが選択されていることを確認して、Finishボタンをクリックする。

9.hello_world_0のサンプルアプリケーションが自動的にビルドされ、ターゲット・ハードウェアにダウンロードするためのELFファイルが生成される。

今日はここまでで終了。
- 2011年07月07日 05:34 |
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