Alitum Designer で回路シミュレーションをやってみた。
前回、Exampleでやってみたことはあったが自分で作った回路で回路シミュレーションをするのは初めてだ。
”
回路シミュレーション解析の 設定と実行”チュートリアルを参考にした。
今回、
PCB設計で書いた回路はSIMモデルが入っているので、SIMモデルを追加しなくてもシミュレーションが出来る。
・SIMモデルは、トランジスタをダブルクリックして、Properties for Schmatic Component in Sheetダイアログを表示して、その右下のModels の一番下にある。

・SIMモデルをダブルクリックすると、Sim Modelダイアログが開く。Model Location はUse SIM model form component library Miscellaneous Devices.IntLib になっている。統合ライブラリのSIMモデルを参照しているようだ。

・回路図に+12V電源を追加した。

・+12V電源を追加するやり方は、右のライブラリ・タブをクリックして、ライブラリ・ウインドウを出してSearchボタンをクリックする。

・ライブラリ検索ダイアログで、フィールドはName、オペレータはcontains、値をVSRCで検索したら見つかった。

・Place VSRCボタンをクリックして、回路図に配置した。
・VSRCをダブルクリックして、Properties for Schmatic Component in Sheetダイアログを表示してDesignatorにV1、Valueに12Vを入力した。

・VSRCに配線をつないで、+12VとGNDのネットラベルを付けた。
次は、回路シミュレーションを行う。
・デザインメニューからシミュレーション -> Mixed Sim を選択する。
・解析設定ダイアログで解析シグナルに4つの信号を入れた。波形を表示するのは、Transient Analysisだ。Transient Analysisをクリックする。

・ここでシミュレーション時間やシミュレーションのステップ時間を設定する。最初設定されていた値だと、マルチバイブレータにはシミュレーション時間が足りないし、ステップ時間が細かすぎるので、下図のように設定をやり直した。

・OKボタンをクリックするとシミュレーションが開始される。
・シミュレーション結果を下に示す。綺麗なマルチバイブレータのベース波形とコレクタ波形が見えた。

・上図でnet1_1 の波形を見ると3.8msec で立ち上がって6.2msec でまた、立ち上がっている。つまり、周期は、6.2msec - 3.8msec = 2.6msecとなる。周波数は、1/2.6msec ≒ 384.6Hzとなることがわかった。
- 2012年01月19日 05:00 |
- Altium Designer
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