AXI4バスのBFMにデータ転送時にランダムなWaitを挟む機能を追加した。これをループさせてバグを検出したいのだが、シミュレーション波形を目で見ていると、とっても大変なので、OVL(Open Verification Language? Open Verification Library?)を使用して動作をチェックすることにした。なお、
OVLの最新バージョンVer. 2.6 はここからダウンロードすることができる。
FPGAの部屋のOVLの資料を以下に示す。
アサーション事始めISimでOVLのVHDL, Verilog混在シミュレーション(OVLライブラリのコンパイルと登録)ISimでOVLのVHDL, Verilog混在シミュレーション(ISimでシミュレーション)ISimでOVLのシミュレーションを行うためには、OVLライブラリをコンパイルして、ライブラリに登録する必要がある。そのため、OVLの各チェッカをコンパイルするためにバッチを自作してある。そのための方法が”
ISimでOVLのVHDL, Verilog混在シミュレーション(OVLライブラリのコンパイルと登録)”に書いてある。バッチファイルは、OVLチェッカの位置をフルパスで書いてあるので、それを変更してからISE13.4のコンパイラでコンパイルを行った。
下に手順を示す。
1.スタートメニュー -> アクセサリ -> コマンド プロンプトを立ち上げる。
2.ISE13.4のインストールフォルダに行って、13.4\ISE_DSフォルダの中の settings32.bat(Windows 64ビット版の場合はsettings64.bat)を実行する。

3.OVL_Verilog_Lib_Comp.batとOVL_VHDL_Lib_Comp.bat の入っているフォルダに移動する。
4.OVL_Verilog_Lib_Comp.batを実行する。

5.コンパイルが終了した。

6.前回同様、isimフォルダに下にaccellera_ovl_vlog フォルダが出来て、Verilogのコンパイル済みのライブラリができた。

7.OVL_VHDL_Lib_Comp.batを実行した。

8.前回同様、isimフォルダに下にaccellera_ovl_vhdl フォルダが出来て、VHDLのコンパイル済みのライブラリができた。

*コンパイルした2つのライブラリをISimに登録する。
9.Xilinx\13.4\ISE_DS\ISE\verilog\hdp\ntフォルダに、accellera_ovl_vlog フォルダをコピーする。

10.Xilinx\13.4\ISE_DS\ISE\vhdl\hdp\ntフォルダに、accellera_ovl_vhdl フォルダをコピーする。

11.Xilinx\13.4\ISE_DS\ISE\vhdl\hdp\ntフォルダに、xilinxsim.iniがあるので、これをエディタで開く。
12.accellera_ovl_vlog=$XILINX/verilog/hdp/nt/accellera_ovl_vlog と accellera_ovl_vhdl=$XILINX/vhdl/hdp/nt/accellera_ovl_vhdl の行を追加した。

これで、accellera_ovl_vlogとaccellera_ovl_vhdlライブラリがISimで使用できるようになった。
- 2012年03月09日 05:12 |
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