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ZedBoard用CMOSカメラ回路の作製15(ビットマップ・ディスプレイ・コントローラIPの変更)

 前回は、ZedBoard Linux回路を使用して、Linuxを起動しない状態でカメラ回路が動作するかどうかを確かめてみたがカメラ画像を表示できなかった

フレームバッファのスタート・アドレス0x1A000000 にピクセルデータを格納することに問題はないかどうか?確かめてみることにした。Linuxを動作させない通常のカメラ回路のフレームバッファのスタート・アドレスを0x1A000000 にしてやってみた。
今回、フレームバッファのスタート・アドレスを変更するにあたって、mt9d111_inf_axi_master (Camera Controlller) は、XPSプロジェクト上のダイアログで変更できるが、bitmap_disp_cntrler_axi_master (Display Controller) はHDLを変更する必要があった。bitmap_disp_cntrler_axi_master を変更して、ダイアログでフレームバッファのスタート・アドレスを変更できるようにした。ダイアログを下の図に示す。
ZedBoard_Cam_55_130208.png 

次に、mt9d111_inf_axi_master のダイアログを示す。
ZedBoard_Cam_56_130208.png

両方のC_DISPLAY_START_ADDRESS を0x1A000000 として、インプリメントしてみた。
ところが、SDKにハードウェアをエクスポートして、SDKでビットストリームをダウンロードしてから、ソフトウェアを起動してもどうしても、こちらの回路もディスプレイに表示することができなくなってしまった。だいぶ悩んでいたが、PlanAhead14.4 からハードウェアをエクスポートする際に、エクスポートするフォルダが違っていた。それで動作しなかった。
PlanAhead14.4 からハードウェアをエクスポートする際には、

1.Fileメニューから Export -> Export Hardware for SDK... を選択する。
2.Export Hardware for SDK ダイアログで、Export to: とWorkspace: に<Local to Project> を選択した状態でOKボタンをくりっくする。


そうすると、PlanAhead だと、ZedBoard_CamDisp_wHDMI.sdk\SDK\SDK_Export フォルダにハードウェアがエクスポートされるはずだ。ところが、今回は、Export Hardware for SDK ダイアログで、<Local to Project> をクリックしてChoose Location... を選択すると、前のLinux用の回路のエクスポート・フォルダが指定されていた。
ZedBoard_Cam_57_130208.png

そのダイアログで、ZedBoard_CamDisp_wHDMI.sdk\SDK\SDK_Export フォルダを選択した。
ZedBoard_Cam_58_130208.png

これでインプリメントしたところ、ディスプレイにカメラ画像が表示できた。
もう一度、ZedBoard Linux回路に修正したbitmap_disp_cntrler_axi_master IPを入れて、もう一度、カメラ画像がが映るかどうか?を確かめてみようと思う。
  1. 2013年02月08日 04:36 |
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