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LinuxでISEを使う1(VirtualBox上のUbuntuを使ってISE14.4をインストール)

ZedBoard用のLinux カーネルコンパイルのためにVirtualBox上にUbuntu12.10 32ビット版をインストールした。
このUbuntu12.10にせっかくなので、ISE14.4 をインストールしてみようと思う。ARMプロセッサのツールチェインもあるということだ。

VirtualBoxは50GBの固定ディスクをUbuntu用に確保してある。Oracle VM VirtualBox マネージャーの設定をクリックして、ディスプレイの設定で、拡張機能の3Dアクセラレーションを有効化(3) のチェックボックスにチェックを入れること。これをチェックしないとUbuntu上でウインドウのドラックなどがとっても遅くなる。
ISE_for_Linux_1_130221.png

・Xilinxのサイトから Xilinx_ISE_DS_Lin_14.4_P.49d.3.0.tar をUbuntu 上にダウンロードして、展開した。
ISE_for_Linux_2_130221.png

レグシム ブログISE WebPack 13.3 インストール(ESXi-Ubuntu 11.10) を参照させてもらって、Ubuntu 上にISE14.4 をインストールしてみようと思う。

結局、最初にWebPACKをインストールして、うまく行ったのですが、ISE14.4のバグでCoreGenがバグってしまいました。再度、System Editon をインストールしようとしたら、50GBの固定ディスクを使いきってしまったので、200GBの固定ディスクを取ってSystem Editon をインストールしました。使用メモリはISEは750MBでも行けましたが、PlanAheadはスワップしまくりでした。1.5GBメモリを与えればインプリメント出来ました。現在は2GBのメモリを仮想マシンに与えています。



・パーミッションの設定を行なって xsetup を起動した。
ISE_for_Linux_3_130221.png

・ISEのインストーラーが起動した。
ISE_for_Linux_4_130221.png

・ライセンスを承認して、Edition を選択した。(下の図では、WebPACKを選択していますが、他のEdition を選択したほうが良いです(ISE14.4はWebPACKにバグがあるから)。現在はSystem Edition を選択しています)
ISE_for_Linux_5_130221.png

・インストールオプションを選択する。Install Cable Drivers にはチェックしないほうが良いそうです。
ISE_for_Linux_6_130221.png

・インストールするディレクトリを選択するダイアログは、そのままとした。
ISE_for_Linux_7_130221.png

・サマリが表示された。Install ボタンをクリックした。
ISE_for_Linux_8_130221.png

・インストールが進んで、ライセンス認証のダイアログが出た。Nextボタンをクリックした。
ISE_for_Linux_9_130221.png

・Windows ではうまく行ったConnect Now ボタンではブラウザでライセンス認証画面に行かなかったので、Save Infomation ボタンをクリックした。
ISE_for_Linux_10_130221.png

・Xilinx_Connet_Later.html を自分の Home にセーブした。
ISE_for_Linux_11_130221.png

・Xilinx_Connet_Later.html をダブルクリックして起動した。
ISE_for_Linux_12_130221.png

・Xilinx社のラインセンス認証サイトに飛んで、認証を行なった。
ISE_for_Linux_13_130221.png

・Windows 同様、ライセンス・ファイル (Xilinx.lic) をメール添付でもらって、ライセンス認証ダイアログでCopy License を行うとライセンスが認証された。(WebPACKライセンスです)
ISE_for_Linux_14_130221.png

・ISEのインストールが終了した。
ISE_for_Linux_15_130221.png

次からは、ダウンロードケーブルのドライバをインストールする。Xilinx JTAG Linux が参考になるそうだ。

・下のコマンドを実行した。

sudo apt-get install gitk git-gui libusb-dev build-essential libc6-dev fxload


ISE_for_Linux_16_130221.png


・/opt/Xilinx ディレクトリに移動して、usb-driver をgit からリポジトリをクローンした。

cd /opt/Xilinx
sudo git clone git://git.zerfleddert.de/usb-driver


ISE_for_Linux_17_130221.png


・usb-driver のディレクトリに入って、make した。

cd usb-driver/
sudo make


ISE_for_Linux_18_130221.png


・home ディレクトリの.bashrc の最後の行に下のPATH 設定を記述した。

PATH=$PATH:/opt/Xilinx/14.4/ISE_DS/ISE/bin/lin:/opt/Xilinx/14.4/ISE_DS/PlanAhead/bin:/opt/Xilinx/Vivado/2012.4/bin


ISE_for_Linux_19_130221.png

source .bashrc コマンドを実行して、.bashrc の内容を反映させた。

ise コマンドをターミナルから実行すると、ISEが起動した。サンプルをインプリメントしてみた。問題なくインプリメントができた。
ISE_for_Linux_20_130221.png

・配置配線後のPlanAhead を起動してみた。問題ない。
ISE_for_Linux_21_130221.png

planAhead コマンドをターミナルから実行して、PlanAhead を起動し、BFTサンプルのインプリメントを行った。こっちも問題無くインプリメントが行えた。
ISE_for_Linux_22_130221.png

vivado コマンドをターミナルから実行して、Vivado を起動し、PlanAhead と同じBFTサンプルのインプリメントを行った。問題無くインプリメントが行えた。PlanAhead とロジック素子の配置の様子の違いを比べてほしい。Vivado の方がロジック素子の配置がまとまっている。
ISE_for_Linux_23_130221.png
  1. 2013年02月21日 05:54 |
  2. Xilinx ISEについて
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

こんばんは、
14.4はSelect EditionをISE WebPackにしてインストールすると、Coregenでコア生成ができませんでした。(Coregen単独、ISE, PlanAhead何れもNG) XilinxのAnswerによると、必要なファイルがインストールされないんだそうです。対策としては、インストールはWebPack以外で行い(私はSystem Editionを選択しました)、ライセンスをWebPackライセンスにするといいようです。私の場合はそれで上手くいきました。
ということで、ISE WebPackでインストールされた場合は、Coregenが使えるか確認されたほうがいいですよ。
  1. 2013/02/21(木) 21:27:09 |
  2. URL |
  3. S #-
  4. [ 編集 ]

Sさん、御指摘ありがとうございます。Linuxでもご指摘のとおりでした。実はこのことは知っていたのですが、失念していました。Linuxでは大丈夫かな?と思い直してやってみましたが、やはりダメでした。
50GBの仮想ハードディスクでやっていたんですが、System Editon をインストールしたらハードディスクが足りなくなったので、一旦消去して、200GBに変更してもう一度インストールします。
  1. 2013/02/22(金) 04:28:26 |
  2. URL |
  3. marsee #f1oWVgn2
  4. [ 編集 ]

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