ZedBoard用のLinux カーネルコンパイルのためにVirtualBox上にUbuntu12.10 32ビット版をインストールした。
このUbuntu12.10にせっかくなので、ISE14.4 をインストールしてみようと思う。ARMプロセッサのツールチェインもあるということだ。
VirtualBoxは50GBの固定ディスクをUbuntu用に確保してある。Oracle VM VirtualBox マネージャーの設定をクリックして、
ディスプレイの設定で、拡張機能の3Dアクセラレーションを有効化(3) のチェックボックスにチェックを入れること。これをチェックしないとUbuntu上でウインドウのドラックなどがとっても遅くなる。

・Xilinxのサイトから Xilinx_ISE_DS_Lin_14.4_P.49d.3.0.tar をUbuntu 上にダウンロードして、展開した。
レグシム ブログの
ISE WebPack 13.3 インストール(ESXi-Ubuntu 11.10) を参照させてもらって、Ubuntu 上にISE14.4 をインストールしてみようと思う。
結局、最初にWebPACKをインストールして、うまく行ったのですが、ISE14.4のバグでCoreGenがバグってしまいました。再度、System Editon をインストールしようとしたら、50GBの固定ディスクを使いきってしまったので、200GBの固定ディスクを取ってSystem Editon をインストールしました。使用メモリはISEは750MBでも行けましたが、PlanAheadはスワップしまくりでした。1.5GBメモリを与えればインプリメント出来ました。現在は2GBのメモリを仮想マシンに与えています。
・パーミッションの設定を行なって xsetup を起動した。

・ISEのインストーラーが起動した。

・ライセンスを承認して、Edition を選択した。(下の図では、
WebPACKを選択していますが、他のEdition を選択したほうが良いです(ISE14.4はWebPACKにバグがあるから)。現在はSystem Edition を選択しています)

・インストールオプションを選択する。Install Cable Drivers にはチェックしないほうが良いそうです。

・インストールするディレクトリを選択するダイアログは、そのままとした。

・サマリが表示された。Install ボタンをクリックした。

・インストールが進んで、ライセンス認証のダイアログが出た。Nextボタンをクリックした。

・Windows ではうまく行ったConnect Now ボタンではブラウザでライセンス認証画面に行かなかったので、Save Infomation ボタンをクリックした。

・Xilinx_Connet_Later.html を自分の Home にセーブした。

・Xilinx_Connet_Later.html をダブルクリックして起動した。

・Xilinx社のラインセンス認証サイトに飛んで、認証を行なった。

・Windows 同様、ライセンス・ファイル (Xilinx.lic) をメール添付でもらって、ライセンス認証ダイアログでCopy License を行うとライセンスが認証された。(WebPACKライセンスです)

・ISEのインストールが終了した。

次からは、ダウンロードケーブルのドライバをインストールする。
Xilinx JTAG Linux が参考になるそうだ。
・下のコマンドを実行した。
sudo apt-get install gitk git-gui libusb-dev build-essential libc6-dev fxload

・/opt/Xilinx ディレクトリに移動して、usb-driver をgit からリポジトリをクローンした。
cd /opt/Xilinx
sudo git clone git://git.zerfleddert.de/usb-driver

・usb-driver のディレクトリに入って、make した。
cd usb-driver/
sudo make

・home ディレクトリの.bashrc の最後の行に下のPATH 設定を記述した。
PATH=$PATH:/opt/Xilinx/14.4/ISE_DS/ISE/bin/lin:/opt/Xilinx/14.4/ISE_DS/PlanAhead/bin:/opt/Xilinx/Vivado/2012.4/bin

・
source .bashrc コマンドを実行して、.bashrc の内容を反映させた。
・
ise コマンドをターミナルから実行すると、ISEが起動した。サンプルをインプリメントしてみた。問題なくインプリメントができた。

・配置配線後のPlanAhead を起動してみた。問題ない。

・
planAhead コマンドをターミナルから実行して、PlanAhead を起動し、BFTサンプルのインプリメントを行った。こっちも問題無くインプリメントが行えた。

・
vivado コマンドをターミナルから実行して、Vivado を起動し、PlanAhead と同じBFTサンプルのインプリメントを行った。問題無くインプリメントが行えた。PlanAhead とロジック素子の配置の様子の違いを比べてほしい。Vivado の方がロジック素子の配置がまとまっている。
- 2013年02月21日 05:54 |
- Xilinx ISEについて
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こんばんは、
14.4はSelect EditionをISE WebPackにしてインストールすると、Coregenでコア生成ができませんでした。(Coregen単独、ISE, PlanAhead何れもNG) XilinxのAnswerによると、必要なファイルがインストールされないんだそうです。対策としては、インストールはWebPack以外で行い(私はSystem Editionを選択しました)、ライセンスをWebPackライセンスにするといいようです。私の場合はそれで上手くいきました。
ということで、ISE WebPackでインストールされた場合は、Coregenが使えるか確認されたほうがいいですよ。
- 2013/02/21(木) 21:27:09 |
- URL |
- S #-
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Sさん、御指摘ありがとうございます。Linuxでもご指摘のとおりでした。実はこのことは知っていたのですが、失念していました。Linuxでは大丈夫かな?と思い直してやってみましたが、やはりダメでした。
50GBの仮想ハードディスクでやっていたんですが、System Editon をインストールしたらハードディスクが足りなくなったので、一旦消去して、200GBに変更してもう一度インストールします。
- 2013/02/22(金) 04:28:26 |
- URL |
- marsee #f1oWVgn2
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