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プリント基板の作成過程でいろいろ書いていた基板がそろそろできるようになったので、(といってもまだ部品が足りないものがある)シミュレーションに力を入れている。
Xilinx 社製FPGA を搭載したPCI ボードのシミュレーション2でもシミュレーションの方法を紹介したが、これプラス、イーサネットのスイッチハブみたいなのをつないでスイッチハブに7台つないだ状態でシミュレーションをしている。結構重いがいやになるほどシミュレーション時間がかかるわけでもない。(実はちょっとしたコツがあった。たいしたことではないと思うが。。。)
金曜日にバグがあったので、今日も少しデバックしていたが大体、金曜日のバグの内容はわかって修正した。
ModelSimのwaveウインドウを見ながらデバックしているが、さすがに2000本くらいsignalを入れてあるので、目的のsignalを探すのが大変だ。
まだまだ、確認しなければいけないところもあるのだ。
一部を紹介しようと思う。

ピンクの枠がSDRAMの信号だ。黄色の枠がPowerPC603バスの信号。
最初の肌色(オレンジ)の矢印でPowerPC603バスから"12345678"というデータをアドレス"00000000"のSDRAMに書き込む。その部分が肌色(オレンジ)の箱の部分。
次の紫の箱がPowerPC603バスからの要求によってさっき書き込んだデータをSDRAMから読み出す部分、紫の矢印の部分でプロセッサに出力している。バスクロックは66MHz。
もう少し、PowerPC603バスについて説明しておくと、603バスはアドレス転送とデータ転送が独立で、順番は入れ替えることができない。信号は大体アクティブローである。
アドレス転送はPowerPCがアドレスを確定してTSをアサートする。FPGA側はaackを返す。これは2つまでキューに入れることができる。その際に属性を現すTSIZ,TT,TBSTも同時にドライブされる。TSIZの4はWORDアクセス、TTの02は書き込み、0Aは読み出しを表し、その際にTBSTが1なのでバーストはしない。(TSIZで決まってはいるのだが)
その後、DBGをアサートされると、データ転送が始まる。書き込みの場合はdata_busにデータを出力してTAがアサートされるのを待つ。読み出しの場合はTAのアサートされたクロックの立ち上がりでデータをサンプルする。
- 2006年06月17日 19:35 |
- シミュレーション
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