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Chipscopeの観測する信号をつなぎ直す

Chipscopeは非常に便利なツールだが少なくともネットリストにChipscope回路を付加するので再度インプリメントしなくてはならない。インプリメントが数分で終わればよいが数時間かかることもある。その場合にはChipscopeの観測する信号を変更するだけで数時間かかることになる。事実数時間かかるのであきらめて違うことをしていた。
Chipscopeの観測する信号をお手軽につなぎなおせないかといつも考えていたがFPGA Editorでお手軽につなぎなおせることを発見した。
検証回路はこの前のSpartan3E Starter KitのDDR SDRAMコントローラである。これにChipscopeをかけてFPGA Editorでお手軽につなぎなおしてみる。
S3E_DDRC_060725.jpg

写真に示す通りにB09Aを読み書きしてみる。下8ビットの2進数で表した値は"1001 1010"ということを覚えておいてほしい。
最初にChipscope Core Inserterで22本のデータ、20本のトリガを設定する。
Chipscope_signal_ex_1_060725.png

次にインプリメントをしてChipscope Analyzerで信号を観測してみる。
Chipscope_signal_ex_2_060725.png

dq_fall<5>~dq_fall<0>を見ると"01 1010"となっていてデータが読めている。このdq_fall<5>とdq_fall<4>をdq_fall<7>とdq_fall<6>につなぎなおしてみる。
まずはFPGA EditorをISEから起動する。(いままで大分やってきたのでわかるだろう)次にFPGA Editorの使い方3等を参考にFPGA EditorをRead/Writeモードに設定しよう。 そうしたらToolsメニューからILA...を選択する。
Chipscope_signal_ex_3_060725.png

ILAダイアログが開くので、データ20のdq_fall<5>を選択し、Change Net...ボタンをクリックする。
Chipscope_signal_ex_4_060725.png

ILA Netダイアログが開く。"*dq_fall<7>*"で検索すると、下のペインにdq_fall<7>が出てくるので選択する。その後OKボタンをクリックする。
Chipscope_signal_ex_5_060725.png

そうするとdq_fall<7>につなぎ直されている。
Chipscope_signal_ex_6_060725.png

dq_fall<6>も同様につなぎ直す。
Chipscope_signal_ex_7_060725.png

ILAダイアログの下の2つのチェックボックスにチェックを入れると関連するネットとコンポーネントがArrayウインドウとWorldウインドウでハイライトされる。
Chipscope_signal_ex_8_060725.png

次にBITファイルを生成しよう。ILAダイアログでBitgen...ボタンをクリックするとRun Bitgenダイアログが開く。bitファイルの名前と-wオプションを入れる。-wオプションを入れるのはこれを入れないと.DRCファイルがオーバライト出来なくてエラーになることがあるためだ。
Chipscope_signal_ex_9_060725.png

そうそう次に.CDCファイルを書いておこう。これはChipscopeがどこを観測しているかが書いてあるテキストのファイルだ。後でChipscope Analyzerでインポートできるはずだ。(でも、Chipscope Analyzerでインポート出来なかった。直接出来ればよいのに。。。)
Chipscope_signal_ex_10_060725.png

これでBITファイルが出来たので再度Chipscopeから基板にBITファイルを流し込もう。Chipscope AnalyzerのDeviceメニューからDEV:0を選択、さらにConfigure...を選択する。
Chipscope_signal_ex_11_060725.png

BITファイルの名前は同じにしておいたので、そのままOKボタンをクリックする。
Chipscope_signal_ex_12_060725.png

そうすると今FPGA EditorでつなぎなおしたBITファイルがFPGAにダウンロードされる。次に先ほどFPGA Editorで生成したCDCファイルのインポートを試みるがインポートできなかった。
Chipscope_signal_ex_13_060725.png

今の信号名のままChipscopeで信号を観測してみると先ほどのdq_fall<5>,dq_fall<4>は"01"だったが、今回は"10"となってdq_fall<7>,dq_fall<6>につなぎかえられたことが確認できた。
Chipscope_signal_ex_15_060725.png

これで何時間もかからずにお手軽にChipcopeの観測信号をつなぎかえることが出来た。CDCファイルをインポートできなかったことがちょっと残念だが、テキストファイルなので該当する部分をテキストエディタでコピペすればOKだと思われる。(まだやっていないけど。。。)
  1. 2006年07月25日 21:11 |
  2. Chipscope
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

こんにちわ

まさにこれを自動化してやっているのが,コンピューテックスの
Fsightでございまして,あれもバックグラウンドでFPGA-Editor
が常時動き,フィッティングせずにBitStream再生成作業だけ
で済んでいますね.
  1. 2006/07/26(水) 02:18:35 |
  2. URL |
  3. まさ(ki)ちく #-
  4. [ 編集 ]

こんにちは

デバックも近づいてきたことだし、懸案だったFPGA EditorでChipscopeの信号をつなぎ直す方法を探ってみました。とても簡単だったので、今までの苦労はナンだったんだとむかつきました。早くやればよかったです。。。(涙)
コンピューテックスのFsightはこれをやっているんですね。なかなか便利に使えそうですね。でもMAX40CHでは不満。。。
  1. 2006/07/26(水) 05:23:41 |
  2. URL |
  3. marsee #-
  4. [ 編集 ]

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