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Vivado HLS 2014.4 で合成したラプラシアンフィルタIPの高速化15(性能が最大になる設定を探る8、追加1)”の続き。
前回は、コメント欄でラプラシアンフィルタのCソースコード例を示してくれたおるさんのコードを元に、tu1987さんが書いてくれたC++ソースコードをVivado HLS 2014.4 で高位合成し、IP化して、シミュレーションを行った。
今回は、インプリメントを行い、ZYBOでテストする。
前回、IP化したラプラシアンフィルタIP をV_ZYBO_CAMDfL_tu_2フォルダのV_ZYBO_CAMDfL143 プロジェクトのラプラシアンフィルタIP と入れ替えて、論理合成、インプリメント、ビットストリームの生成を行った。

タイミングエラーが出ている。Summary をすべて表示する。

FF と LUT は増えているが、DSP48Eが同じなのはなぜだろう?
タイミングエラーが出ているが、ZYBOで確認してみよう。
ハードウェアをエクスポートして、SDKを立ちあげ、BOOT.binを作製した。
BOOT.bin を Ubuntu の書かれた Micro SDカードにコピーして、ZYBOに挿入し電源ON。
lap_fil_1shot コマンドを実行して、ラプラシアンフィルタの処理時間を計測した。

その結果、ラプラシアンフィルタ全体の処理時間は 30.5 ms 、ラプラシアンフィルタのみの処理時間は 15.3 ms となった。タイミングエラーは出ているが、初めて、60 fps の 16.7 ms を上回った。
- 2015年04月21日 04:08 |
- Vivado HLS
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