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秋月電子カメラモジュールOV5642を使う10(アプリを用意して実機テスト)”の続き。
前回は、アプリケーション・ソフトを作成して、OV5642 を動作させようとしたが、HREF、VSYNC の波形が全く出ていなかった。今回は、インターフェース2014年11月号の設定値つまりVGA 解像度で、HREF、VSYNC が出てくるかどうか?を確かめてみよう。
インターフェース誌の2014年の11月号のダウンロードデータを解凍すると、IF1411T ディレクトリが出てくるが、その下のap1/ov5642 にOV5642-VGA15fps-24MHz.ttl がある。一部を引用する。

これをJupyter Notebook でC コードに変換した。

Ultra96 ボードのDebian で ~/examples/cam_cap_ov5642/build_vga ディレクトリを作成して、cam_cap_ov5642.cpp をコピーして、Jupyter Notebook で出力したVGA 解像度のOV5642のレジスタ設定と入れ替えた。

これを
g++_opencv cam_cap_ov5642.cppでコンパイルして、cam_cap_ov5642 実行ファイルを生成した。
さて、実行してみよう。デバイスツリー・オーバレイをロードしてから、cam_cap_ov5642 実行ファイルを実行した。

HREF と VSYNC をオシロスコープで見ると出力されている。

HREF を拡大した。

インターフェース2014年11月号のVGA 解像度の設定値では、HREF もVSYNC も出力されていることがわかった。次は、自分で設定したSVGA 解像度の設定とRGB565 モードの設定のどこが悪いのか?を検証したい。
- 2018年12月18日 04:34 |
- CMOSイメージセンサ
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