Vivado 2019.2 が11月1日にリリースされたが、このバージョンからSDK が無くなった。それじゃ、どうやって、ZYNQ とかでソフトウェアを開発するのか?といったらVitis を使用することになる。そのVitis を使ってソフトウェア開発する手順を確認してみよう。
なお、Vitis 2019.2 のやり方については、”
Vitis Unified Software Development Platform Documentation"を参照している。
まずは、Vivado 2019.2 にDigilent 社のFPGA ボードのボード・ファイルをインストールする。(ボード・ファイルのインストール方法は”
ZYBO Z7-20 のボードファイルをVivado 2017.2 にインストールする”を参照のこと)
Vivado 2019.2 で ZYBO Z7-10 を使用した gpio_test プロジェクトを作成した。
IP Integrator を使用してブロックデザインを作成した。作成したブロックデザインを示す。すでにラッパーファイルを作成してある。


axi_gpio を使用して、4ビットのLED に表示するだけのシンプルな回路だ。
この回路を論理合成、インプリメンテーション、ビットストリームの生成を行った。結果を示す。なお、クロック周波数は 50 MHz となっている。

File メニューからExport -> Export Hardware を選択して、ハードウェアをエクスポートする。

Include bitstream のチェックボックスにチェックを入れて、OK ボタンをクリックする。

gpio_test_wrapper.xsa がエクスポートされている。

Tools メニューのLaunch Vitis を選択して、Vitis 2019.2 を起動する。

Vitis のWorkSpace を聞いてくるので、Vivado のプロジェクトのディレクトリを指定した。

Vitis 2019.2 が起動した。

まずはプラットフォームを生成する。
Vitis で Create Platform Project を選択する。
すると、Create platform project ダイアログが表示された。
Project name に gpio_test_platform と入力して、Next > ボタンをクリックした。

Platform Project はXSA を指定するので、そのままNext > ボタンをクリックする。

gpio_test_wrapper.xsa ファイルを指定して、Finish ボタンをクリックする。

プラットフォーム・プロジェクトが生成された。
トンカチ アイコンをクリックして、Debug コンフィギュレーションでビルドする。

ビルドが成功した。
- 2019年11月03日 09:26 |
- Vitis
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0