Vitis には、Xilinx Runtime (XRT) がある。
Xilinx Runtime (XRT) の資料は、
Xilinx Runtime (XRT) Architecture に詳しく載っている。
Xilinx Runtime (XRT) Architecture によると、XRTは下図のLinux PCIe Driver や Linux MPSoC Driver の中に含まれるらしい? (
Xilinx Runtime (XRT) Architectureから図を引用)

Linux PCIe Driver がAlveo 対応のドライバで、Linux MPSoC Driver がZynq UltraScale+ MPSoC 対応のドライバのようだ。
更に、
Platform Overview では、PCIe Based Platforms と Zynq Ultrascale+ MPSoC Based Embedded Platforms に分かれている。
PCIe Based Platforms の図を引用する。

PCIe Based Platforms では、U200、U250、U280、U50、AWS F1、Advantech VEGA-4000/4002 に対応するようだ。
Zynq Ultrascale+ MPSoC Based Embedded Platforms の図を引用する。

MPSoCベースのプラットフォームは、PetaLinuxベーススタックでサポートされているそうだ。RT Linuxカーネルドライバーzoclの役割を
Platform Overview のGoogle 翻訳結果から引用する。
CMAバッファー管理とキャッシュ管理
SVMプラットフォーム用のSMMUプログラミング
クライアントプロセスに代わって標準化された計算ユニット実行管理
パーシャルリコンフィギュレーションをサポートするプラットフォーム用のxclbinダウンロード
DMA-BUFを介したバッファーのインポートとエクスポート
計算ユニット完了のための割り込み処理
また、Xilinx の GitHub にも、
Xilinx/XRT があって、そこからダウンロードし、ビルドすることができるようだ。
改めて、”
Vitis Unified Software Development Platform Documentation”を読んでみると、今回やってきた Vitis 2019.2 の組み込みプロセッサ プラットフォームの開発でXRT の対応が無いことに気がついた。
”
Vitis Unified Software Development Platform Documentation”の”
Embedded Processor Platform Development”の”
Creating the Software Component”の ”
Using PetaLinux for Generating Linux Output Products”の 6. と 7. には XRT サポートの項目がある。
”
Vitis 2019.2 の組み込みプロセッサ プラットフォームの開発をやってみる2(ソフトウェア・コンポーネントの作成1)"では、そのXRT サポートの設定を行っていなかったので、やり直してみよう。
- 2019年11月13日 04:52 |
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