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array_patition example をultra96v2_min2 プラットフォームでやってみよう

Vitis アクセラレーション・プラットフォームの ultra96v2_min2 ができたので、array_patition example をやってみよう。
array_patition example は”Vitis_Accel_Examples を Ultra96V2 のプラットフォームでやってみる1(array_partition)”でやっているので、結果が出ている。これは、動作クロックが 100 MHz だったが、今回の動作クロックは 200 MHz にしてあるので、どのくらい性能向上したか?を確かめてみよう。

Vitis でarray partition のアプリケーション・プロジェクトを作成した。
Vitis_Platform2_87_191201.png

Hardware をビルドして sd_card ディレクトリの内容をMicroSD カードの第 1 パーティションにコピーした。MicroSD カードの第 2 パーティションには、Petalinux でビルドし sdk.sh で生成した aarch64-xilinx-linux ディレクトリの内容をコピーした。
MicroSD カードを Ultra96-V2 に入れて電源ON した。

root ノーパスでログインした。
zocl ドライバを insmod でロードした。
insmod /lib/modules/4.19.0-xilinx-v2019.2/extra/zocl.ko

アプリケーションを起動した。
cd /run/media/mmcblk0p1/
export XILINX_XRT=/usr
./ultra96v2_arrayp.exe matmul.xclbin

Vitis_Platform2_89_191204.png

どうやら
matmul: が 631730 ns で、 matmul: partition が 63230 ns のようだ。
前回、ultra96v2_min プラットフォームで実行した時は、matmul: が 927760 ns で、 matmul: partition が 134180 ns だったので、速くなっている。

matmul: は、927760 / 631730 ≒ 1.47 倍
matmul: partition は 134180 / 63230 ≒ 2.12 倍


になった。matmul: partition が 2 倍以上になっているのはクロック周波数以外の条件が効いているのかも知れない?

更に数回実行してみた。
Vitis_Platform2_90_191204.png

Vitis_Platform2_91_191204.png

2 回目以降は、うるさい [drm] メッセージが表示されなくなって見やすい。
  1. 2019年12月06日 05:27 |
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