Ultra96-V2 のVitis アクセラレーション・プラットフォームを作成したが、それを使用して自分のアプリケーション・プロジェクトを動作させてみよう。そのために、まだVitis 2019.2 でサンプル・プロジェクトしかやっていないので、自分でアプリケーション・プロジェクトを作り、自分でアクセラレーションする関数を指定してビルドしていないので、それをやってみようと思う。
最初に自分で一からアプリケーションのソースコードを書くのは負担が重いので、Xilinx 社のGitHub の
Xilinx/Vitis-Tutorials の Mixing C++ and RTL Kernels のソースコードを使用してVitis 2019.2 のプロジェクトを作成していこう。
まずは、”
Ultra96-V2 の Vitis アクセラレーション・プラットフォームの作り方3(Vitis プラットフォーム作成)”で作成した ultra96v2_min2 Vitis 2019.2 アクセラレーション・プラットフォームをVitis 2019.2 から使用できるようにしよう。
Vitis 2019.2 のインストール・ディレクトリ(私の場合は、 tools/Xilinx/Vitis/2019.2)の下の platform ディレクトリに ultra96v2_min2/images/linux/ultra96v2_min2_pkg/pfm/wksp1/ultra96v2_min2/export/ultra96v2_min2 ディレクトリをコピーする。

これで、Vitis 2019.2 のプラットフォームとして使用できる。
Vitis 2019.2 を立ち上げて、 workspace を指定する。

Vitis 2019.2 が立ち上がった。

ここからアプリケーション・プロジェクトを作成する。
File メニューから New -> Application Project ... を選択する。
New Application Project ダイアログの Create Application Project 画面が立ち上がる。
Project name に vitis_ctut と入力した。

Platform 画面で、自分で作成した ultra96v2_min2 プラットフォームを選択することができるので、選択した。

Domain 画面は、OS として linux が選択されているので、そのままとする。(というかプラットフォームで Domain が linux しか作っていないので、選べない)

Templates 画面で、Empty Application を選択して、Finish ボタンをクリックする。

vitis_ctut アプリケーション・プロジェクトが作成された。(スクリーンショットをトルのを忘れました。。。)
左上のExplorer 画面の vitis_ctut_system -> vitis_ctut -> src を右クリックし、右クリックメニューから New -> File を選択した。
New File ダイアログが表示された。
File name に host_step1.cpp と入力し、Finish ボタンをクリックする。(これがホストのコード)

host_step1.cpp を新規作成後に、Vitis-Tutorials/docs/mixing-c-rtl-kernels/reference-files/src/host ディレクトリから host_step1.cpp のコードをコピー&ペーストした。
左上のExplorer 画面の vitis_ctut_system -> vitis_ctut -> src を右クリックし、右クリックメニューから New -> File を選択した。
New File ダイアログが表示された。
File name に kernel_vadd.cpp と入力し、Finish ボタンをクリックする。(これがカーネルのコード)

kernel_vadd.cpp を新規作成後に、Vitis-Tutorials/docs/mixing-c-rtl-kernels/reference-files/src/kernel_cpp ディレクトリから krnl_vadd.cpp のコードをコピー&ペーストした。
Vitis 2019.2 の様子を示す。

左上のExplorer 画面の vitis_ctut_system -> vitis_ctut の vitis_ctut.prj をクリックする。
Application Project Settings 画面が表示される。
Add Hardware Functions... ボタンをクリックする。

Add Hardware Functions ダイアログが表示された。
Matching items には、krnl_vadd のみ表示されて、選択されているので、そのまま OK ボタンをクリックする。

krnl_vadd が Hardware Functions に入った。

Active build configuration を Hardware に変更して、build ボタンをクリックする。

ビルドが終了して、sd_card イメージが生成された。
- 2019年12月09日 05:23 |
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