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Vitis 2019.2 アプリケーション・プロジェクト ラプラシアン・フィルタAXI4-Streamバージョン2”の続き。
前回は、バグを修正したソースコードを貼った。今回は、Vitis 2019.2 で lap_filter_axis_dma プロジェクトを作成してUltra96-V2 で動作を確認する。
Vitis 2019.2 で lap_filter_axis_dma プロジェクトを作成した。
Hardware をビルドしたところ警告がたくさん出た。

もう一度ビルドすると警告が消えた。

警告は、こんな感じで、自分の書いたコードじゃないようだ。
/media/masaaki/Ubuntu_Disk/tools/Xilinx/Vivado/2019.2/include/etc/ap_private.h:2143:27: 警告: ‘<anonymous>.ap_private<32, true>::VAL’ may be used uninitialized in this function [-Wmaybe-uninitialized]
? ((((int64_t)VAL) << (excess_bits)) >> (excess_bits))
Assistant ウインドウの lap_filter_axis_dma _system -> lap_filter_axis_dma -> Hardware を右クリックし右クリックメニューから Run -> Run Configurations... を選択する。
Run Configurations ダイアログが開く。
Single Application Debug をダブルクリックして、新しいコンフィギュレーションを開く。

lap_filter_axis_dma を作成した。現在の画面は Apply ボタンをクリックして確定させてある。


(なお、Configuration は一度作るとプロジェクトをビルドしてもバイナリが更新されないみたいだ。その場合は、一度削除して、再度作り直す必要があるようだ)
ここで、 Run ボタンをクリックする前に、zocl ドライバを insmod でロードした。
insmod /lib/modules/4.19.0-xilinx-v2019.2/extra/zocl.ko
lap_filter_axis_dma コンフィギュレーションの Run ボタンをクリックすると、ホストアプリケーションとアクセラレーション用カーネルアプリケーションが実行された。

経過時間は約 560 us だった。
前回よりも約 10 倍速い。
ターミナルのログを示す。

後 3 回実行した。



3 回の平均は約 430 us だった。こちらも
前回よりも約 10 倍以上速い。
ラプラシアン・フィルタ処理結果のファイルを scp コマンドでホストマシンに持ってきて、確認した。
scp 192.168.3.23:/mnt/temp_lap.bmp /home/masaaki/temp
正常にラプラシアン・フィルタ処理されていた。
- 2019年12月26日 05:04 |
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