”
Vivado HLS 2019.2 の HLS Video Library を使用して resize() を実装する2”の続き。
前回は、カラー画像の resize をカラー画像から白黒画像への resize に変更した。今回は、いろいろな縮小率で画像が縮小できるか?を C シミュレーションで検証する。
800 x 600 ピクセルの画像を 60 x 45 ピクセルの画像に変換する設定を行った時の C シミュレーションの結果を示す。

resize_gray/solution1/csim/build ディレクトリの内容を示す。
問題なく画像が縮小できているようだ。

test_straight0.bmp を示す。これが、HLS Video Library で縮小した画像だ。

test_straight0_cv.bmp を示す。こっちは OpenCV で縮小した画像だ。

同じに見える。
次に、800 x 600 ピクセルの画像を 100 x 75 ピクセルの画像に変換する設定を行った場合の C シミュレーションを行った。

C シミュレーションは問題なく終了した。
resize_gray/solution1/csim/build ディレクトリの内容を示す。
問題なく画像が縮小できているようだ。

test_straight0.bmp を示す。これが、HLS Video Library で縮小した画像だ。

800 x 600 ピクセルの画像を 200 x 150 ピクセルの画像に変換する設定を行った場合の C シミュレーションを行った。

C シミュレーションは問題なく終了した。
resize_gray/solution1/csim/build ディレクトリの内容を示す。
問題なく画像が縮小できているようだ。

test_straight0.bmp を示す。これが、HLS Video Library で縮小した画像だ。

最後に、800 x 600 ピクセルの画像を 40 x 30 ピクセルの画像に変換する設定を行った場合の C シミュレーションを行った。

C シミュレーションは問題なく終了した。
resize_gray/solution1/csim/build ディレクトリの内容を示す。
問題なく画像が縮小できているようだ。流石に小さい。

test_straight0.bmp を示す。これが、HLS Video Library で縮小した画像だ。

あまりにも小さいので、拡大した。

基本的な要素は保たれているようだ。白線も見える。
このように、HLS Video Library の resize は xfOpenCV の resize よりも画像を縮小する範囲が広いが、bilinear interpolation のみとなっている。
800 x 600 ピクセルの画像を 60 x 45 ピクセルの画像に変換するという私の要件では、HLS Video Library の resize が一択となる。
- 2020年03月06日 05:20 |
- Vivado HLS
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0