ikwzm さんの”
Ultra96/Ultra96-V2 向け Debian GNU/Linux で XRT(Xilinx Runtime) を動かす(Vitis編)”で実装されている Ultra96-V2 用の Ubuntu 18.04 LTS に、fclkcfg や udmabuf をインストールしてある。(”
ikwzm さんの”Ultra96/Ultra96-V2 向け Debian GNU/Linux で XRT(Xilinx Runtime) を動かす”をやってみる5(fclkcfg, udmabufインストール編)”参照)
この Ubuntu 18.04 LTS に OpenCV 3.4.3 をインストールして環境を構築しよう。
まずは OpenCV 3.4.3 をインストールする。インストール方法は”
Ultra96 のDebian にOpenCV 3.4.3 をインストール1”を参照してインストールしたが、sample/python の asift.py を動作させるには、GTK-2.0 が必要だったので、 cmake の前に以下のライブラリをインストールした。
sudo apt install libgtk2.0-dev libgtk2.0-devまた、python3 のバージョンは 3.6.9 だった。
sudo apt install python3-tkを実行する必要があったが、”
Ultra96 のDebian にOpenCV 3.4.3 をインストール1”では PYTHONPATH を設定しているが、それは必要なかった。
opencv-3.4.3/samples/python ディレクトリに行って
python3 demo.pyで動作した。

asift.py の実行結果を示す。

OpenCV がインストールできたので、環境を構築しよう。
C++ のファイルをコンパイルできるようにしたい。”
Ultra96 のDebianにインストールしたOpenCVのC++サンプルデザインをコンパイル”を参考にする。
ホームディレクトリに bin ディレクトリを作成して、スクリプト・ファイルの g++_opencv を用意し、実行パーミッションを与えた。
g++_opencv のコードを示す。
#!/bin/sh
if [ $# -eq 1 ] ; then
g++ -ggdb `pkg-config --cflags opencv` -o `basename $1 .cpp` $1 `pkg-config --libs opencv`;
else
echo "g++_opencv < C++ file name >"
fi
ホームディレクトリの .bashrc にパスを追加する。
export PATH=$PATH:~/bin

OpenCV の facedetect.cpp をコンパイルしてみよう。
cd ~/work/opencv-3.4.3/samples/cpp/
g++_opencv facedetect.cppコンパイルできて、 facedetect ができた。成功だ。

facedetect を起動した。
./facedetect ../data/lena.jpg
何で XRT がエラー出しているんだろうか?
facedetect 結果を示す。

成功だ。
- 2020年04月30日 04:03 |
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