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画像フィルタを DFX する6(through_axis IP 2)

画像フィルタを DFX する5(through_axis IP 1)”の続き。

前回は、DFX のリコンフィギャブル・モジュール(RM)として、AXI4-Stream の通過 IP の through_axis を作成する。この IP は AXI4-Stream のデータをそのまま AXI4-Stream に出力する。Vitis HLS 2021.1 の through_axis プロジェクトを示し、ソースコードとテストベンチ・コードを貼って、 C シミュレーションを行った。今回は、その through_axis の Vitis HLS プロジェクトで C コードの合成、 C/RTL 協調シミュレーション、 Export RTL 、 Run Implementation を行う。

C コードの合成から結果を示す。
DFX2_36_210811.png
DFX2_37_210811.png

Timing Violation が出ている。

Function Call Graph を示す。
DFX2_38_210811.png

Schedule Viewer で Timing Violation のパスを表示させた。
DFX2_39_210811.png

x のループの for 文だった。

C/RTL 協調シミュレーションを行った。結果を示す。
Latency は 480007 クロックだった。 800 x 600 行なので、 480000 ピクセルのはずなので、 7 クロックだけ余計だった。
DFX2_40_210811.png

Function Call Graph を示す。
DFX2_41_210811.png

C/RTL 協調シミュレーションの波形を示す。
TVALID も TREADY もほとんど 1 だった。
DFX2_42_210811.png

Export RTL を行って、 IP として出力した。

RTL Synthesys, Place & Route のラジオボタンをクリックして、Run Implementation を行った。
結果を示す。
DFX2_43_210811.png
DFX2_44_210811.png

CP achieved post-implementation は 8.653 ns なので、大丈夫そうだ。
  1. 2021年08月12日 03:40 |
  2. Dynamic Function eXchange
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