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Vivado ML 2021.1 でデバッグできない1

Zynq の PCAP を使用して DFX する4(Vivado でデバッグできない)”で Vivado ML 2021.1 でブロック・デザインで、 Debug を設定し、System ILA IP を実装したが、 Open Hardware Manager した時に ILA ダッシュボードが表示されないという不具合があった。どのような条件でそうなるかを調べてみよう。

まずは、 DFX を設定してないと大丈夫なのか調べてみよう。
DFX_filter_test_211 プロジェクトから DFX を設定しないプロジェクト DFX_filter_test2 プロジェクトを作成した。
ILA_1_210829.png

ブロック・デザインを示す。
ILA_2_210829.png

System ILA が入っている。

これで、論理合成、インプリメンテーション、ビットストリームの生成を行って、ハードウェアをエクスポートした。
Vitis を起動して、プラットフォームとアプリケーション・プロジェクトを作成し、アプリケーション・ソフトウェアの DFX_filter_test.c を作成した。
アプリケーション・ソフトウェアをデバッグ・モードで起動した。
ILA_3_210829.png

Vivado で PROGRAM AND DEBUG -> Open Hardware Manager -> Open Target をクリックし、Auto Connect を選択して、ZYBO Z7-20 に接続したところ、 ILA ダッシュボードが表示されない。
ILA_4_210829.png

どうやら DFX は関係ないようだ。

次は、”AXI Master インターフェースを含む IP を DFX する1”の DFX_test_211 プロジェクトの DFX がない状態について System ILA を入れて確かめてみよう。

作成した DFX_test2 プロジェクトを示す。
ILA_5_210829.png

ブロック・デザインを示す。
ILA_6_210829.png

これで、論理合成、インプリメンテーション、ビットストリームの生成を行って、ハードウェアをエクスポートした。
Vitis を起動して、プラットフォームとアプリケーション・プロジェクトを作成し、アプリケーション・ソフトウェアの DFX_test.c を作成した。
アプリケーション・ソフトウェアをデバッグ・モードで起動した。
ILA_7_210829.png

Vivado で PROGRAM AND DEBUG -> Open Hardware Manager -> Open Target をクリックし、Auto Connect を選択して、ZYBO Z7-20 に接続したところ、 ILA ダッシュボードが表示された。
ILA_8_210829.png

Vitis で Resume すると、 gtkterm に演算結果が正常に表示された。
ILA_9_210829.png

ILA ダッシュボードに波形が表示された。
ILA_10_210829.png

もしかして、 AXI4 インターフェースだけを Debug すると動作するのか?
次回はそれをやってみよう。
  1. 2021年08月30日 04:20 |
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