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Vivado ML 2021.1 でデバッグできない1”の続き。
前回は、DFX を含むプロジェクトで、Vivado ML 2021.1 でブロック・デザインで、 Debug を設定し、System ILA IP を実装したが、 Open Hardware Manager した時に ILA ダッシュボードが表示されないという不具合があったということで、DFX を含まないプロジェクトをやってみたが、1 つのプロジェクトは同様に ILA ダッシュボードが表示されなかったが、もう 1 つのより簡単なプロジェクトは正常に ILA ダッシュボードが表示された。今回は、 ILA ダッシュボードが表示されなかったプロジェクトで Debug の数を変化させて ILA ダッシュボードが表示されるか?を調べる。
DFX_filter_test2 プロジェクトの Debug の数は AXI4 Master インターフェースが 2 個、 AXI4-Stream が 3 個、 RGB インターフェースが 1 個だった。
それを、AXI4 Master インターフェースが 2 個と RGB インターフェースが 1 個にしてみる。

これで、論理合成、インプリメンテーション、ビットストリームの生成を行って、ハードウェアをエクスポートした。
Viits でプラットフォームをアップデートして、アプリケーション・プロジェクトをビルドし、デバッグ・モードでソフトウェアを起動した。
Vivado で PROGRAM AND DEBUG -> Open Hardware Manager -> Open Target をクリックし、Auto Connect を選択して、ZYBO Z7-20 に接続したところ、 ILA ダッシュボードが表示された。
波形もキャプチャすることができた。

RGB インターフェースも見えている。

それじゃ、AXI4-Stream インターフェースがダメなのか?ということで、 mt9d111_inf_aixs_0 から vfilp_dma_write_0 に行く AXI4-Stream インターフェースに Debug を設定した。

これも同様に、論理合成、インプリメンテーション、ビットストリームの生成を行って、ハードウェアをエクスポートした。
Viits でプラットフォームをアップデートして、アプリケーション・プロジェクトをビルドし、デバッグ・モードでソフトウェアを起動した。
Vivado で PROGRAM AND DEBUG -> Open Hardware Manager -> Open Target をクリックし、Auto Connect を選択して、ZYBO Z7-20 に接続したところ、 ILA ダッシュボードが表示された。
波形もキャプチャすることができた。

次に、DMA2axis_0 から through_axis_0 に行く AXI4-Stream インターフェースを追加してみた。これで AXI4 Master インターフェースが 2 個、 AXI4-Stream が 2 個、 RGB インターフェースが 1 個となった。

これも同様にしたところ、 ILA ダッシュボードが表示され、波形も表示できた。

それじゃ、 Debug の数を AXI4 Master インターフェースが 2 個、 AXI4-Stream が 3 個、 RGB インターフェースが 1 個に戻してみる。

これも同様にしたところ、 ILA ダッシュボードが表示され、波形も表示できた。

え〜〜。”
Vivado ML 2021.1 でデバッグできない1”で最初にやった時は、DFX_filter_test2 プロジェクトの Debug の数が AXI4 Master インターフェースが 2 個、 AXI4-Stream が 3 個、 RGB インターフェースが 1 個で ILA ダッシュボードが表示されなかったが、段々と AXI4-Stream インターフェースを増やしていったら、全部 ILA ダッシュボードが表示された。
なんか不安定なんだろうか? ILA.
- 2021年08月31日 05:19 |
- Vivado
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