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RBG 24 ビット・データ入出力対応のメディアン・フィルタを Vitis HLS 2021.1 で作成する1”の続き。
メディアン・フィルタを実装してみたくなった、ということで、前回は、ソースコードとテストベンチコードを貼って、 Vitis HLS 2021.1 で median_filter_axis_RBG プロジェクトを作成した。今回は、 C シミュレーションと C コードの合成を行った。
C シミュレーションを行った。結果を示す。

median_filter_axis_RBG/solution1/csim/build に org.jpg と median.jpg が生成されている。

org.jpg を示す。これが元の画像だ。

メディアン・フィルタ処理後の median.jpg を示す。とっても良くノイズが取れている。

ガウシアン・フィルタ処理後の画像を示す。メディアン・フィルタ処理後の画像に比べて、ノイズが除去されていない。

ガウシアン・フィルタよりもメディアン・フィルタの方がノイズ除去という点では優れているようだ。
次に、注目の C コードの合成を行った。結果を示す。
LOOP_Y_LOOP_X が Interval = 1 クロックで合成できていることだ。バブルソートをインターバル 1 クロックで合成できている。 Iteration Latency = 7 クロックだが。

たぶん、シンプルなソートのほうが合成時の性能が良いのかも知れない。演算器たくさん実装できるし。
後の合成結果を示す。


C コードの合成時の Function Call Graph を示す。
グラフの意味が良く分からないのだが、今までのユーザーズガイドにも記載が無いし、良く分からない。今度の 2021.2 でユーザーズガイドに記載されるかな?

下のウインドウの Latency や リソース使用量の表は分かりやすいと思う。
- 2021年11月02日 04:42 |
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