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KV260 の PYNQ で自作のソーベル・フィルタを動作させる5”の続き。
前回は、”KV260 の PYNQ で自作のソーベル・フィルタを動作させる1”で作成した img_filt ブロック・デザインの sobel_axis_RGB24 IP を入れ替えて、論理合成、インプリメンテーション、ビットストリームの生成を行って、ビット・ファイルと hwh ファイルを生成した。それらのファイルを Jupyter Notebook にアップロードして、確かめた所、ソーベル・フィルタが動作した。今回は、ソーベル・フィルタは動作したが、せっかく System ILA を入れてあるので、波形を確認してみよう。
まずは、MM2S から見てみる。
slot0 : axi_dma_0_M_AXI_MM2S : ARVALID の立ち上がりでトリガを掛けた。
M_AXI_MM2S の波形を示す。
トリガの位置は 100 クロックなので、その後の 900 クロックでは、S2MM のトランザクションが始まることはない。

M_AXI_MM2S の DMA Read が始まったので、slot2 : axi_dma_0_M_AXIS_MM2S と slot3 : axis_dwidth_converter_0_M_AXIS の AXI4-Stream もデータ転送が始まるが、ソーベル・フィルタ IP が動作していないので、バッファ分だけ動作して停止しているようだ。

MM2S のトランザクション部分を拡大した。

今度は、slot1 : axi_dma_0_M_AXI_S2MM : AWVALID の立ち上がりでトリガを掛けた。
M_AXI_MM2S も M_AXI_S2MM も盛大にトランザクションが発生している。

AXI4-Stream インターフェースでも盛大にデータ転送が行われている。

- 2022年03月31日 05:11 |
- KRIA KV260 Vision AI Starter Kit
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