”
KR260 で DisplayPort にカメラ画像を出力する Vitis アクセラレーション・プラットホームを使用してラプラシアン・フィルタを動作させる”と同じことを Ubuntu 22.04 上でやってみたい。
今回は、cmake, make を使用して、cam_dp_ov5642 実行ファイルを生成したのだが、kr260_lap2 をロードして、/sys/class/uio を見ると、Petalinux とは uio の数が違っていたので、cam_dp_ov5642.cpp を書き換える必要があるようだ。
cmake、make でコンパイルする環境を用意する。
~/examples/kr260_lap2/cam_dp ディレクトリを生成して、移動した。
mkdir ~/examples/kr260_lap2/cam_dp
cd ~/examples/kr260_lap2/cam_dpCMakeLists.txt を作成した。
CMakeLists.txt のソースコードは”
KR260 で DisplayPort にカメラ画像を出力する Vitis アクセラレーション・プラットホームにラプラシアン・フィルタを実装する4 ”を参照のこと。


”
KR260 で DisplayPort にカメラ画像を出力する Vitis アクセラレーション・プラットホームを使用してラプラシアン・フィルタを動作させる”のソースコードをコピーして cam_dp_ov5642.cpp を作成した。

cam_dp ディレクトリの下に build ディレクトリを作成した。
mkdir buildbuild ディレクトリに行って cmake を実行した。
cd build
cmake ..
cmake が成功した。
make を行った。
make
make が成功して、cam_dp_ov5642 実行ファイルが生成された。
せっかく、cam_dp_ov5642 実行ファイルを生成したところだったが、uio のエントリが違っていかも知れないので、kr260_lap2 をロードして、/sys/class/uio を見てみよう。
現在、ロードされているアクセラレーション・アプリケーションをアンロードして、kr260_lap2 をロードする。
sudo xmutil unloadapp
sudo xmutil loadapp kr260_lap2/sys/class/uio を見ると uio11 まで生成されていた。

uio5 〜 uio11 が kr260_lap2 をロードした時に生成された uio の様だ。
各 uio の name を見た結果を下に示す。
uio5 - gpio
uio6 - i2c
uio7 - mt9d111_inf_axis
uio8 - vflip_dma_write2
uio9 - gpio
uio10 - disp_dmar_axis
uio11 - lap_filter_axim
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もう一度、KR260 で DisplayPort にカメラ画像を出力する Vitis アクセラレーション・プラットホームを作成する4”での uio の対応を下に示す。
uio4 - gpio
uio5 - interrupt-controller
uio6 - i2c
uio7 - mt9d111_inf_axis
uio8 - vflip_dma_write2
uio9 - gpio
uio10 - disp_dmar_axis
uio11 - lap_filter_axim
1 個の uio が多いが、interrupt-controller が異なるようだ。とりあえずは interrupt-controller は使用しないので、デバイス・ツリーはこのままとする。
gpio が以前は uio4 だったが uio5 に変更になっているので、ここのソースコードを変更する必要がある。
他の uio は同じだ。
- 2023年05月30日 04:49 |
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