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Veritakでのシミュレーション方法1(SuzakuV DDR2 SDRAMテスト回路を使用)

SuzakuV DDR2 SDRAMテスト回路のVeritakを使ったシミュレーションの方法を解説しようと思う。Veritak使いの方はたくさんいらっしゃると思うが、何かおかしいやり方があったらお知らせください。
ちなみにVeritakは”Verilog Simulator & FPGA &CPUのページ”によると”Veritakは、高速Verilog HDLシミュレータです。LSI エンジニアによるプロフェッショナルLSIエンジニア為の設計ツールですが、FPGAの開発ツールとしてもご利用いただけます。”だそうです。
私は4,830円のシェアウェア版(Basic版)を使っています。個人用途にはこれで十分だと思います。ダウンロードのページから”Basic版(シェアウェア版”を選んでダウンロードします)試用期間は16日だそうです。
なお、ModelSim XE3 Starter は、このDDR2 SDRAMのシミュレーションをすると制限行数を超えてしまうのでスピードが極端に落ちてしまいます。そこで安価なVeritakを使用しています。VeritakでシミュレーションをしたいのでVHDLでなくVerilogで書いています。

(2008/08/27 追記: Veritakの現在のバージョンは3.49Cです。私が使っているのは3.46Cですので、現在のバージョンでやってみたときには、もしかすると動作が違っているかもしれません。)

1.まずは”SuzakuVのDQSでリードデータを受けるDDR2 SDRAMコントローラ”からプロジェクトをダウンロードする。

2. 1.でダウンロードしたプロジェクトを適当な場所に解凍する。

3.Micron社のMT47H16M16BG-37EのページからDDR2 SDRAM(Micron MTH16M16-37E)のモデルをダウンロード。

4.DDR2 SDRAM(Micron MTH16M16-37E)のモデルのZIPファイルを解凍して、すべてのファイルをコピーする。
SuzakuV_ddr2_test_sim_1_080824.png

5. 2.で解凍したフォルダの、SuzakuV_DDR2_test\ddr2_controller\simulation フォルダに移動する。
SuzakuV_ddr2_test_sim_2_080824.png

6. 4.のSuzakuV_DDR2_test\ddr2_controller\simulation フォルダに3.のDDR2 SDRAM(Micron MTH16M16-37E)のモデルのZIPファイルを貼り付ける。
SuzakuV_ddr2_test_sim_3_080824.png

7.貼り付けた中のddr2_parameters.vh ファイルをエディタで開いて、コメントが終わったあとの27行目くらいに、DDR2 SDRAMのスピードグレードとデータバスの数のデファインを追加する。(下の値をコピペ)

`define sg37E
`define x16



8.veritakwin を起動する。
SuzakuV_ddr2_test_sim_4_080824.png

9.Veritakが起動した。
SuzakuV_ddr2_test_sim_5_080824.png

10.Veritakのプロジェクトを作成する。”Verilogプロジェクト”メニューの”新しいプロジェクトの生成”を選ぶ。
SuzakuV_ddr2_test_sim_6_080824.png

11.”名前をつけて保存”ダイアログが開くので、 ダイアログの”保存する場所(I)”で、2.で解凍したフォルダの、SuzakuV_DDR2_test\ddr2_controller\simulation フォルダに移動する。(Windows XPの場合)
12.ダイアログの”ファイル名(N):”にプロジェクト名を入力。ここではDDR2_burst_test_tb と入力し、保存ボタンをクリックする。
SuzakuV_ddr2_test_sim_7_080824.png

13.コンパイルするファイルを選択するダイアログが開く。
SuzakuV_ddr2_test_sim_8_080824.png

導入部分で終わってしまったが、Veritakでのシミュレーションのやり方1(SuzakuV DDR2 SDRAMテスト回路)はここまでとする。
録画してあるF1を見なければ。。。

”Veritakでのシミュレーション方法2(SuzakuV DDR2 SDRAMテスト回路)”に続く。
  1. 2008年08月26日 05:51 |
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