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Spartan3E Starter Kitを使ってEDKを試してみる3(いろいろ試してみた)

”Spartan3E Starter Kitを使ってEDKを試してみる2”でようやくXilinx Platform Studioが立ち上がったが、それからが大変だった。EDKは10.1isp3です。
”EDK コンセプト、ツ ール、テクニック - 効率的なエンベデッド システム構築をサポートするハンディ ガイ ド (日本語版) (PDF)”を参考にしながら、Xilinx Platform Studioでハードウェアをインプリメントして、ソフトウェアのビルドはXilinx Platform Studio SDK にやるようにした。(EDK10.1iではこれがお勧めの方法だそうだ)どうも、Xilinx Platform Studio SDKでエラー表示が出てビルドできない。困った。
EDK_tutorial_24_081203.png

チュートリアルはVirtex4だか、現在やっているのはSpartan3Eだからか?もう一度、チュートリアル通りに(つまりVirtex4で)確かめてみようと思う。

ネットで検索していたら、”Xilinx社Spartan 3E Starter Kit を使ったMicro Blazeのチュートリアル”を発見。九州工業大学の方が書いたものらしい。
EDK8.2iだが、これでやってみようとした。TutrialProjectが出来て、tutrial.c は書けたのだが、インクルードしているxparameters.h をプロジェクトのHeaders に登録しても参照されない。どうやってもだめなので、xparameters.h の内容をtutrial.c にコピーしたらビルドすることが出来た。これでDownload Bitstream でコンフィグレーションファイルをダウンロードして、Treaterm を立ち上げてprintf 出力を見たが何も出力されない。。。

もう一度、BSB (Base System Builder) で自動生成されたMemTestを動かしてみようとしたら、動かないみたい。
ほとほと困ってどうしようかと思っていたら気がついた。 Spartan3E Starter Kit にはRS232C端子がDCEとDTEの2つある。もしかしてと思ってみたらBSBの設定はSTDIN, STDOUTがDTEになっていた。失敗。これをDCEに直す必要がある。
EDK_tutorial_13_081203.png

上ではDTEになっていた。これをDCEに変更した。これでやっと、BSB (Base System Builder) で自動生成されたMemTestでTeratermにメッセージが出るようになった。
EDK_tutorial_49_081203.png

良かった。
Xilinx Platform Studioでやる方法は出来た。とはいえ、インクルードファイルをどうするかがまだわからないが、これを何とかしないと。。。マニュアルを読む必要がありそうだ。
Xilinx Platform Studio SDK でビルドする方法はチュートリアルを見ながら、チュートリアルのVirtex4のプロジェクトでやってみようと思っている。
相変わらず、Xilinxのツールはアドベンチャーゲームのような気がする。これでなくては面白みがない。Alteraツールはすんなり動くのだろうか?
  1. 2008年12月07日 18:00 |
  2. EDK
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7

コメント

EDK

古いバージョンからEDKで作ったCPU周りをISEにEXPORTして使っていたので(今でも)10.1は使っていません。
ISEに貼り付けるとISEにて自分で作ったモジュールと同じ様になるので、非常に違和感がなかったのですが。
10.1でも貼り付けることは出来るようなのですがどうもやり方が変わった様です。

慣れた使い方が出来なくなるのは年寄りにはつらいです。

  1. 2008/12/07(日) 23:48:49 |
  2. URL |
  3. けむり #-
  4. [ 編集 ]

けむりさん、こんにちは。

ISEに張り付けたほうが見通しがよさそうですね。やってみたいと思います。
ツールもどんどん変わっていっていますね。ついていくように頑張ろうと思っています。
  1. 2008/12/08(月) 17:13:30 |
  2. URL |
  3. marsee #-
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はじめまして, いつも参考にさせて頂いてます。

ISEへの貼り付けはEDKのプロジェクトディレクトリをpdir、プロジェクト名をtestpとした場合、ISEプロジェクトにpdir/testp.xmpを追加し, pdir/hdl/testp.vhdで宣言されているコンポーネントをインスタンシエーションすればできます。

インスタンシエーションの雛形はISEのプロジェクトでも作成できるようです。
  1. 2008/12/08(月) 18:15:46 |
  2. URL |
  3. れふ #-
  4. [ 編集 ]

れふさん、はじめまして。

情報ありがとうございます。今のところXPS SDKの使い方に奮闘中ですが、後でやってみようと思います。
  1. 2008/12/08(月) 20:27:05 |
  2. URL |
  3. marsee #-
  4. [ 編集 ]

れふさん、はじめまして

情報ありがとうございます。
次のプロジェクトではやってみたいと思います。
  1. 2008/12/09(火) 07:48:34 |
  2. URL |
  3. けむり #-
  4. [ 編集 ]

この記事に載っていたチュートリアルを作ったものです。
昔のバージョンだったんで、あまり参考にはならないかも。

X社はバージョンが上がるたびにインタフェースが変わるんで
ほんと酷いですね。
A者もバージョン8になってがらっとインタフェース
変わりましたし。

何かあれば、対処しますよ。
  1. 2009/04/22(水) 13:42:17 |
  2. URL |
  3. N #-
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こんにちは。

ありがとうございます。
EDKを勉強した際には参考にさせていただいてありがとうございました。
ISEもそうですけど、EDKはもっと変化が早い気がします。
やはり、私はツールが何をやっているのか分からないより、Mico32にようにソース付きの方が良さそうです。とりあえず今のところ、仕事でも趣味でもEDKが必須というわけでないので。
  1. 2009/04/22(水) 18:05:49 |
  2. URL |
  3. marsee #f1oWVgn2
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